多段法湿式メタン発酵(発電)装置(高効率メタン発酵を目指すなら2段法)
  メタン発酵法は、バイオマス原料からメタンガスへのガス転化効率が、ガス化に比べ低いのが課題です。

メタン発酵法で、最高メタン発酵効率と高熱量ガスが同時に得られる最新技術の中大型湿式多段法、実際は2段メタン発酵法(Two-Stage Anaerobic Digester)です。 添付の1段法と2段法の比較図から判る様に、1段法はどうしても副生CO2ガスが混入したメタンガスですが、2段法では、先ず1段反応器で不燃CO2ガスが除去され、この結果、メタンガス中にCO2を殆ど含まない為、より高エネルギーのメタンガス燃料が得られます。
メタン発酵ガスの主な用途は、ガスエンジン発電用の燃料です。バイオマス等のガス化合成ガスに比べ、発熱量は2〜3倍高く、通常は天然ガスの3分の2程度もあります。 従って、合成ガス用中速型ガス・エンジンに加えて、他にも多くバイオ・ガス用エンジン発電機Jichai(中高速型)として発売されています。 この他、ドイツ製なら高性能MWMバイオ・ガス発電機(TCG3016:400〜800KWe)等もあります。

メタン発酵発電による売電ビジネス(FIT:電力固定価格買取制度)は、売電価格も高い(39円/kWh)反面、設備費も極めて高価と言うのが常識です。 従って高効率(最低燃費)、高信頼性、そして低価格(高投資効率)等の実現が売電ビジネス上の最重要項目です。この様な製品のご提供を常に努めています。

他に水溶液状の廃炭化水素有機物(バイオマス、スラッジ類、食品廃液等)処理なら、高温・高圧下、脱水・乾燥処理無しで(メタン)ガス化(HTG:Hydrothermal Gasification)を行う 新処理技術も最近特に注目されています。 (多段式)湿式メタン発酵法に比べ、遥かに高転化ガス化効率(省残渣)、省設置スペース効率(大型反応タンク不要)となります。 同様に中高温・中高圧なら、固体の半炭化燃料(Bio-Coal)が出来るHTCプロセス(HTC: Hydrothermal Carbonization)もあります。
具体的には直接お問い合わせ下さい。


2段メタン発酵法

2段メタン発酵法フロー図
  

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