合同会社 バイオ燃料 ( BioFuels,LLC )


バイオマス原料、バイオ燃料製造、及びバイオマス・ガス化発電、バイオ油(SVO)発電等のご質問・諸課題を解決しエコな再生可能エネルギー社会の実現を目指します- 合同会社バイオ燃料(BioFuels,LLC)




良くある質問:以下にサービス内容、ガス化発電(小型〜超大型迄)、バイオ油(SVO燃料)発電、メタン発酵発電、バイオ燃料製造(合成軽油、バイオコール、BDF)、非バイオ燃料製造(廃プラ分解油、水素ガス)、バイオ原料(選択と苗確保)、等各項目別にQ&Aを掲載します。


トップページ サービス内容 ガス化発電 バイオ油発電 メタン発酵発電 バイオ燃料製造 油化・水素燃料 バイオマス原料

 

良くある質問

   以下に 『よくある質問』をサービス内容、ガス化発電、バイオ油(SVO燃料)発電、バイオ油製造、バイオ原料、その他、一般と各項目別に掲載します。
尚、弊社のサービス内容、活動等の概要はバイオ燃料の企業概要でご確認下さい。


 

サービス内容

1)メールの他、電話での簡単なお問い合わせ、無料相談は可能ですか??:
 電話でなら勿論可能です。何なりと『お問い合わせフォーム』を介してお問い合わせ下さい。必ず電話番号もお願いします。可能な範囲でお答えします。
一応、殆どの情報は本ホーム・ページ及び添付資料、並びにBlogs記事に掲載されています。 最新のテーマから過去へ順に遡る方法もありますが、最も簡単な方法はBlog画面の右側『検索』欄に希望のキーワードを入力し検索出来ます (例、『ガス化』で検索例)。
2)コンサルティング・サービスの内容と報酬を教えて下さい !!:
   サービス分野はバイオマス関連の原材料の栽培、収穫から、それのエネルギーへの変換技術、装置の選定(ガス化、液化、エンジン、発電機、他)、 燃料化と応用、装置の導入・運転・保守支援、及び収益予測、プロジェクト計画と管理等です。 サービス報酬は一括契約及び報酬と経費契約(必要な資材費・交通費宿泊費・食費等)があります。報酬額は国内1日5万円、海外500$(+)です。 他に顧問契約的な一般コンサルティングは月額10万円(+)からお願いしています。
3)バイオマス機器の保守サービスをお願いできますか??:
 申し訳ありませんが、弊社は保守(メインテナンス)会社ではありませんので、お引き受けできません。 但し、内容によっては知り合いの保守業者をご紹介します。 
4)LiPROガス化発電装置のレンタル、リース・サービスはできますか??:
 LiPRO製品に限らず、全ての取扱製品でレンタルは現状していません。リースは可能です。リース会社との相談の上、お返事いたします。
5)資金が不足しています。何処かファイナンス先をご紹介できますか??:
 ご紹介は可能です。大型案件(ガス化発電所:2MW〜、バイオSVO発電所:20MW〜)であれば、 ファイナンスから原料供給等、全て含んだパッケージ商品もあります。( その他、一般の項目-1)を参照下さい。
6)海外プロジェクトも可能でしょうか??:
 全てのサービス、装置・器機類の販売・サポートは原則は可能です。尚、納入装置により、或いは国により、不可能な地域もあり得ます。先ずはご相談下さい。
7)バイオ関連の講演会をお願いできませんか??:
 勿論、スケジュール等の諸条件が合えば、喜んでお引き受けします。
8)BDFグリセリンを使った石鹸作りの講師をお願いできますか??:
 スケジュール等の諸条件が合えば、喜んでお引き受けします。
9)ガス化装置の販売代理店を希望していますが、可能ですか??:
 現状、特に代理店を募集中ではありませんが、可能です。少なくとも北海道及び北陸、四国、沖縄地区等は空白状態です。 主な販売地域、或いは販売先業種と過去の類似経験の有無をお知らせ下さい。 類似装置の販売代理店との重複がある場合は守秘義務違反になる可能性もありお断りする場合もあります。 原則、他社製類似ガス化製品の代理店を継続中の場合、販売代理店を辞退させて頂きます。 他にバイオ油発電装置、その他も同様にいろいろ諸条件はありますが、原則全て可能です。必要に応じ、お問い合わせ下さい。

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ガス化発電

1)バイオマス・ガス化発電所一式の発注は可能でしょうか??:
 勿論可能です。但し、大型案件はガス化発電機本体を弊社より、付帯工事は別の工事業者(EPC)をご紹介しますので、そちらとご契約下さい。 或いは、一旦、全てを工事業者に発注し、本体部をこの工事業者から発注を受けることも可能です。 ご希望により地元の工事業者の指定でも対応可能です。
2)発電機の周波数と電圧は選択できますか??:
 勿論です。周波数は50サイクル、60サイクルどちらでも可能です。尚、電圧ですが、発電機メーカーとタイプにより異なりますが、 通常、ガスエンジン発電機はディーゼルエンジン発電機に比べより小型ですから200V,400V等の指定が殆どです 。因みに小型LiPRO50KWの場合、200Vがお薦めです。INSER500KWの場合は400V、或いは6600V仕様が同様にお薦めです。2MW未満高圧接続では6600Vですから、 6600V仕様なら変圧器が不要です。 売電の場合、接続電圧により変圧器の設置が必要となります。また、1基構成のLiPROによる低圧接続の場合、交流・直流・交流変換が必要となります。 50KW以上の高圧接続の場合(複数基のLiPRO、或いはINSER/FPT中大型機)、交流電力はそのままで、電圧仕様により変圧器を介して系統接続可能です。
3)日本の環境基準にあったガス・エンジン発電機ですか??:
 はい。当然、環境規制値内に納まる様な附帯設備(脱硝装置、固体粒子除去装置等)を付加し、納入いたします。 設置場所により、例えば、NOx規制値は100〜600PPMとなっていますので、設置場所をご連絡ください。 因みに、LiPROの50KWガスエンジン発電機は規制対象外です。
4)原料チップの調達もお願いできますか?:
 弊社が直接契約し納入はしない方針ですが、ご要望があれば、原料チップ納入業者をご紹介できます。 大型発電所の場合、複数の会社と取引する方がリスク回避できると思います。 特に、バイオマス原料は品質、エネルギー値、水分等が不均一ですので、顧客側で原料手当ての場合もアドバイス致します。 大型発電所の場合、国内原料では不足する場合もあり得ると思いますので、この場合輸入することになります。
5)原料として、竹チップは使えませんか??:
 ご存知の様に竹はアジア原産ですので、ドイツのLiPRO,イタリーINSER、及びFPTのガス化装置では未経験ですので、保証はできません。 竹のガス化で最大の課題は灰分の溶融温度が木材より低い為に、灰の溶融による炉内の詰り等が問題となります。 未実証ですが、ガス化/還元工程を特殊構造とし,更に灰の取出法に特別な工夫がなされています。この様な工夫により、恐らく竹100%でも問題ないと考えます。 但し、未実証の為,当面竹材の使用は木材チップに対し、余裕をとり15〜25%以内程度に抑えた原料構成でお願いします。何れ実証試験も計画中です。 竹の原料が充分あるのであれば、徐々に必要ならブレンド比を向上下さい。尚、汎用型の最新機(S-Nova)なら、灰溶融温度以下の中低温でもガス化可能ですから、問題ありません。 尚、小型APLはダウンドラフトタイプの為、また中型A-Tecは、木質専用仕様であり竹材は使えません。
6)ガス化原料として、バーク(木材の皮)の混入材を使えますか??:
 S-Nova,FPT,UGタイプのガス装置は,問題ありません。LiPRO,INSER,A-Tecは、バーク材が多いと厳しいと思われます。APLは不可です。 バークは、そのエネルギー値も低く,灰分も多い為、バーク100%ではなく、バークを含んだチップ材、或いは ペレット、RPF(産業廃棄物利用のペレット燃料)等の高エネルギー原料とのブレンドをお薦めします。
7)ガス化発電の熱効率はどの様な定義ですか??:
 ガス化発電の場合、原料のガス化炉への投入時の熱エネルギー値(@LHV)に対して、どれだけのガスエネルギー値の 合成ガスが得られるかの指標(%:冷ガス化効率:A)とこの合成ガスがエンジンに投入され、どれだけのエンジン駆動力(駆動効率:B)が得られ、 最終的に発電機でどれだけ発電ができるか(発電効率:C)の掛け算となります。 従って、最終的な原料エネルギーに対する発電効率(%)は、F=AxBxCとなります。 また、エンジンの排熱利用のCHPの場合は、エンジンへの投入エネルギーに対する排熱エネルギー(排熱効率:D)及び この排熱から熱交換しお湯等を得る(熱交換効率:E)とになり、従って原料エネルギーに対するCHP効率は、G=AxBxDxEとなります。 よって、電力+CHPを加えた合計効率は、F+Gとなりますが、LiPROの場合、極めて高効率値(F=28%,G=57%, F+G=85%)となっています。
8)ガスエンジンは自社で調達したエンジンで使えますか??:
 LiPRO製品は、ガス化炉とエンジン発電機が一体設計となっているので不可能です。その他の取り扱い製品(APL‐20KW、INSER‐500KW, FPT-〜5MW)の場合、原則可能です。 通常、ガスエンジンは天然ガス用に設計・調整されていますので、合成ガスの場合、その出力は50〜60%へ低下します。 支援はさせて頂きますが、顧客側の責任でお願いします。この場合、弊社の責任範囲はガス化炉出口での合成ガスの量、品質、 及びエネルギー値等の保証迄となります。
9)1MWのバイオマス発電所を検討中ですが、お薦めの機種と設置数は??:
 この場合、INSERの500KW、2基構成をお薦めします。売電の場合、1基構成は原則お薦めしていません。 仮に、特に予算額の制限等が有れば、FPT500KW,2基構成もご提案出来ます。INSER(日本製)に比べFPT(インド製OEM)なら、 ガス化炉本体価格は50〜70%程度でご提供可能です。
10)150〜200KW規模の売電バイオマス発電所を検討中です。お薦めできる機種はありますか??:
 弊社でご提供できる最善の機種はLiPRO−50KWタイプの3基(150KW)、或いは4基(200KW)構成となり高信頼性の売電用発電所が構築できます。 例えば、200KWの場合、1基が保守作業で停止しても、残り3基は可動中ですから75%の発電は常時確保できます。 更に、LiPROは出力10%アップ可能ですから、82.5%迄の発電は確保されます(グロス発電量)。 200KWの場合、高圧・低圧の制限もありませんので、接続可能で、かつ原料が確保できるなら、常時220KW(=55KWx4)運転(グロス発電)も可能です。 他社類似製品とのベンチマーク比較をお薦めします。
11)同様に、売電500KWの場合はどうなりますか??:
   原則、3ケースがご提案出来ます。LiPRO-50KWx10基構成、INSER-500KWx1基構成、或いはFPT-250KWx2基構成が可能です。 発電規模以外の諸条件をお伺い・確認後、最善の器機構成をご提案いたします。 何れにしても、他社類似製品とのベンチマーク比較をお薦めします。
12)商用電力のない場所で、バイオマスチップを使い20KW程度の電力を得たいのですが??:
 この場合、規模、価格等から、APL25KWタイプがお薦めです。必要電力が少量だと言うことで、APL,LiPROが候補機種です。 但し、LiPROは開始時に3KW前後の外部電力が必要であり、移動はコンテナー仕様にすれば可能ですが、無電力地区では使用できません。 20KW程度でも、勿論問題なく稼働しますが、予算的に無理だと思われます。 一方、APLなら、バッテリー稼働できますので、この点では全く問題ありません。 仮に必要電力が30〜50KWに増えても、複数台並列設置で対応できます。 但し、連続稼働は最大10時間となっていますので、日中のみ電力必要と言う場合等に限定しお使い下さい 。連続24時間運転はAPL単体では不可能です。この場合、複数設置、1基予備機確保が必要です。
13)バイオマスの熱分解炉とガス化炉の違いは??:
   熱分解炉は、バイオマス原料を空気(酸素)を遮断した状態で高温で熱分解を行う炉です。セルロース等高分子(炭素/水素/酸素)が低分子ガス(H2,CO,CH4、Tar類)への熱分解します。余剰の炭素残差は炭(炭素)となり、固体です。 酸素が無ければ、炭はそれ自体からガス・エネルギ-を取り出せません。従って、発電目的等のバイオマス原料から可能な限りガス・エネルギー取り出す目的では非効率となります。 一方、ガス分解炉では、空気(酸素)を加えることにより、固体の炭を使いガス燃料化(COガス)への転換が可能となります。 従って、バイオマス・エネルギーをより多く抽出出来る方法は、熱分解に加え、ガス化操作を加えることになります。 同時に高温のガス化工程では、多量タール留分(Tar)は低分子ガス(CO,H2、CH4等)へ再分解します。 続いて還元工程で、更に蒸気を加えれば、高温予熱を使い更に、水素、及びCOガスを発生できます。 ダウン・ドラフト法は、これらの3工程が1塔内で同時進行しますが、 LiPROは3工程を別々に最適な操作が出来るプロセス構造の多段法を採用していますので、より高効率のガス化分解が可能となっています。
14)ガス化装置から、燃料電池車用等の高純度水素ガスが製造できますか??:
 バイオマス由来の水素ガスが、合成ガスから製造出来ます。通常はガス化炉の合成ガスから、吸着剤を使ってPSA(Pressure-Swing-Adsorption)法等の手法で、合成ガス中の水素分を吸着分離します。 但し、この方法以外に、同じガス化炉の合成ガスを全て使う最新技術の高効率水素合成製造法を、提携先のINSER社と開発中です。計画があれば、先ずご相談下さい。
15)他社製ガス化発電機が正常に稼働しません。支援サービスして頂けませんか??:
 ガス化発電装置を含め、弊社で取り扱い分野の類似機器なら原則ご支援可能です。 但し、状況と条件次第でお引き受け出来る場合と出来ない場合があります。先ずはご相談下さい。
16)実稼働ガス化発電装置を見学可能でしょうか??:
 添付情報、写真や動画では、仮に不足・不安なら稼働装置の見学もアレンジ可能です。但し、稼働装置のオーナーが受け入れる場合に限ります。見学可能でも費用の掛かる場合もあります。 団体でなく個別対応の場合、通常諸費用を請求させて頂きます。

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バイオ油(SVO燃料)発電

1)発電所一式の発注は可能でしょうか??:
 勿論可能です。案件によっては、発電機本体は弊社より、付帯工事部は別の工事(EPC)業者をご紹介しますので、そちらとご契約下さい。 或いは、一旦、全てを工事業者に発注し、本体部をこの工事業者から発注を受けることも可能です。 ご希望により地元の工事業者の指定でも対応可能です。
2)発電機の周波数と電圧は選択できますか??:
 勿論です。周波数は50サイクル、60サイクルどちらでも可能です。尚、電圧ですが、発電機メーカーとタイプにより異なりますが、通常、400V、6,600V、11,000V等の指定が可能です。 売電の場合、接続電圧により通常は変圧器の設置が必要です。
3)日本の環境基準にあったディーゼル発電機ですか??:
 はい。当然、環境規制値内に納まる様な附帯設備(脱硝装置、固体粒子等)を付加し、納入いたします。 設置場所により、例えば、NOx規制値は100〜600PPMとなっていますので、設置場所をご連絡ください。
4)原料油の調達もお願いできますか?:
 弊社が直接契約し納入はしない方針ですが、ご要望があれば、油の納入業者をご紹介できます。 大型発電所の場合、複数の会社と取引する方がリスク回避できると思います。油種はパーム油が主力ですので、全量輸入となります。
5)20MWの発電所を計画しています。エンジンのサイズと必要台数を教えて下さい:
 20MWの発電所の場合、1基で20MWのタイプの選択が燃費ではベストですが、重量物の運送上の問題もあります。 その他、保守停止等も考え合せると通常2〜4基構成の 中速型ディーゼル発電機がお薦め構成となります。小中型機を10基(2MW)〜40基(500KW)構成では燃費が大幅に増えて不利です。
6)売電に占める割合は燃料ですが、燃費の良いエンジンですか??:
 はい。エンジン燃費効率は圧縮費比、及びエンジン内摩擦等の結果です。 この為には、同じメーカーなら可能な限り大型(ピストン)エンジン・タイプを選択し、高圧縮比のエンジンの選択が重要です。 加えてターボ付が有効です。この意味からも弊社のお薦めの中大型エンジン価格は安価ではありませんが、最高の製品です。
7)HHOガスを車に使うと燃費が向上する様ですが、ディーゼル発電でも燃費が向上しますか??:
 はい。軽油とは異なり植物油は粘度が高く、良好な燃焼状態で瞬時に燃焼しません。 HHOガス(水を電気分解した水素・酸素の混合ガス、Brown-Gasとも言う)の水素は燃焼伝播速度が、全物質中で最も早く、エンジン内で急速に完全燃焼させる触媒の役割をします。 通常、弊社の取り扱う様な大型中速エンジンであれば、最低でも5%の燃費は削減できると考えています。この燃費削減効果は極めて大です。
8)HHOガスの投入以外に、高額の燃費削減法の有効な対策はありますか??:
 燃費削減対策の基本は、高燃費・高発電効率のディーゼル・エンジンと高効率の発電機の組み合わせです。 追加対策としては、HHOガスの他、SVO燃料のセタン化向上剤添加等の工夫をし、SVO燃料の効率化を図ります。 加えてエンジンオイル(潤滑油)に添加剤を利用すれば、エンジン内部摩擦の減少による効率アップに加え、 オイル交換延長、保守サイクルの延長等の諸々の効果も期待できます。
9)2MWの売電設備を考えています。予算の関係で高速型でも可能ですか?:
 SVO対応設備を付加すれば、勿論エンジンは稼働し発電もできます。但し、高速型メーカーは何処もSVO燃料使用を認めていませんので、無保証・自己責任となります。 当然、高速型はエンジン保守(オーバー・ホールも)サイクルが中速型に比べ短くなります。 エンジンもFIT適用期間の20年間は使えず、この間2〜4回は交換する位の覚悟が必要ですが、その代わり大量生産でエンジン価格も安価です。 この場合も、燃費からエンジン基数はできる限り少数となる様な大型タイプを選択下さい。1例は1MWタイプ/2基、或いは700KW/3基構成等です。
欧米有力ディーゼル・メーカーの Cummins,MTU,Perkins製の発電機なら、安価でご紹介できます。
10)高速型発電機の燃費を中速型と同等迄、効率化できる方法はありませんか??:
 同じ発電能力の発電機なら、それは無理です。中速型の効率は、高速型に比べて10〜20%と大幅に優位です。但し、少しでも高速型の燃費効率を高めることは可能です。 排気ガスの熱エネルギー回収で追加発電を実現するORCや熱電素子技術の利用、或いは排気ガスの圧力エネルギーの排気ガス圧ターボ発電機による追加発電も可能です。 8)のHHOガスの利用も有力です。更には、エンジンオイル、或いはSVO燃料に添加剤を加えエンジン燃費を改善する方法等もあります。 何れにしても、これらの追加投資・経費の金額と投資回収期間の関係が重要です。
11)発電規模の小さい1MW以下の売電設備も可能ですか??:
 勿論、対応可能です。仮に1MW規模なら、中速型1MWx1基、或いは500KWx2基構成が基本です。 仮に、300〜400KW程度の発電規模だと中速型の製品はありませんので、高速型のディーゼル・エンジン発電機を選択することになります。 価格も機種によりいろいろ千差万別です。 尚、売電を計画されている場合は、申請に当たり各種発電機データ、図面等の提出を求められますので、製造メーカーを決めるに当たり注意が必要です。 輸入商社系からの購入では、申請に必要な細かな発電機データをが準備出来ない場合もあります。特に要注意です。
12)発電効率の差が燃料価格の変動に及ぼす影響を教えて下さい??:
 FITを使う売電ビジネスでは、エンジン発電機の発電効率の差が決定的となります。例えば、高速型、及び中速型発電機の発電効率は235g/KWh(@バイオ油)、195g/KWh(@バイオ油)とします。発電効率の差は20%もあります。 この場合、高速型の限界採算ラインが、仮に70円/Lだとすると中速型なら84円/Lとなります。将来原料費が20%高騰しても採算割れしないことを意味しています。 中速型設備の方が勿論高価ですが、設備投資の差は長期間(20年間)の売電ビジネス(FIT)では、大きく影響しません。 勿論、それぞれの状況により、もう少し詳しい計算が必要ですが、発電効率の優れたエンジン及び発電機の選択が最優先であることに変わりはありません。
13)売電向け(FIT)のディーゼル発電でBDFを使う必要が無いのでしょうか??:
 BDFでも売電は当然可能です。但し、生油(SVO)をBDF化する追加経費(20−25円/L)を考えると恐らく売電(FIT)ビジネス上採算がとれません。 それより生油を直接使う方法(SVO)の方が、燃料費が安価となり、それだけ採算上有利です。 一方、エンジンにとっては、より軽油に近いBDFの方が粘度も低く適しています。生油(SVO)方式では、殆どの場合(高速型の全て、及び中速型の大部分)、自己責任で行うことになります。
14)車輛用のエンジン・オイル添加剤として、御社の添加剤製品は使えますか??:
 ガソリン・エンジン、ディーゼル・エンジン、及びガス・エンジン等全てのエンジン・オイルの添加剤として、規模の大小にかかわらず使えます。 弊社の製品は輸入品ですが、多層リング状ナノ物質が添加されたもので、オイルに対して少量(2〜3%)を投入するだけで効果がでます。

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メタン発酵発電

1)メタン発酵とガス化燃料の差は何でしょうか??:
 メタン発酵は一般に水分を多量に含んだバイオマス原料(水分60%〜95%+程度)を使います。一方、ガス化は水分の少ない(通常10〜15%以下)乾燥原料を使います。 勿論、例え、水分過多原料でも脱水処理・乾燥処理を行えば、ガス化は可能ですが、それらの処理費を考えると得策ではない場合が多くなります。 この様な場合、水分過多の原料をそのまま使いメタン発酵が多くの場合、得策です。
1)ラグーン式メタン発酵なら、設備費の削減の為に、自営工事でも可能ですか????:
 メタン発酵用のエンジン発電機は無理ですが、メタン発酵部は、HDPEシート、等の資材類の購入は必要ですが、工事は適切な知識、コンサル、或いは設計資料を検討されれば、実現可能です。 事実、東南アジア、中国等の地域では、多くの実例があります。
3)メタン発酵エンジン発電機とガス化エンジン発電機は同じですか??:
 両者ともガスエンジンを使いますが、別製品です。ガスエンジンは、最も一般的な天然ガス用、バイオ(メタン発酵)ガス用及びガス化合成ガス(Producer-Gas,Syngas)用、等が存在します。 同じガス燃料でも、その成分組成と発熱量も異なり、基本は同じでも別の製品となります。尚、発電機は全て同じで、発電能力と周波数(50/60Hz)、 そして電圧ですが、発電機メーカーとタイプにより異なります。通常、200V、400V、6,600V、11,000V等の指定が可能です。 売電の場合、接続電圧により通常は変圧器の設置が必要です。

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バイオ燃料製造

1) 廃食油でBDFを製造しています。酵素触媒に切り替える価値はありますか??:
 ご存知の様に、アルカリ法の欠点は油が分解して出来る遊離脂肪酸が全て石鹸となり、BDF燃料に変換できない(BDF収率低下)ことです。 但し日本の廃食油の品質は良く、酸化値は一般に低い(遊離脂肪酸濃度は酸化値の半分の%)ので、アルカリ法のBDF製造でも余り問題はでません。 よって、BDFを製造する目的では大差ありません。基本的に酸化値が高い10〜20以上の油なら、 遊離脂肪酸を含めて全量BDFに変換出来るので酵素触媒の効果大です。
2 未利用パーム油でBDFを作りたいのですが、酵素触媒を使えますか??:
 勿論、パーム油に限らず他の新油と酵素触媒でBDFは製造できます。但し、BDFを燃料として使うなら、アルカリ法で充分だと思います。 例えば、BDFを他の用途(例、可塑剤)目的で利用、或いはクリーンなグリセリンを取りたい、又は食品添加物として使う (この場合、アルコールはエタノール)様な目的なら、逆に危険物であるアルカリ触媒は使えませんので、答えは酵素触媒となります。
3) 酵素触媒だけの販売可能でしょうか??:
 勿論可能です。但し、酵素触媒は産業用途ですので、少量はお断りしています。最低でもドラム缶(200L)3〜4缶単位以上です。
4) 酵素触媒、固体ではなく液状のものもある様ですが、取り扱っていますか??:
 はい。可能です。液状のものは、酵素(リパーゼ)そのものです。価格も安価となります。違いは、液状の酵素は、BDF,或いはグリセリンとの分離がやや困難となり、 各バッチ毎に20〜40%補充が必要です。 工業的にも液状リパーゼを非燃料分野では使ってエステル反応、或いはエステル交換反応を実施しています。
5) 現在、BDFはバッチ反応器で製造していますが、規模拡大で超高速反応器を使えますか??:
 規模次第ですが、 超高速反応装置は原則利用可能です。但し、連続式で日産4〜5トン以上でないと効果は薄いと思います。 尚、既存のバッチ反応器を改造して反応時間を短縮することも可能です。 この場合、循環式ですので、効率が悪く反応時間は10分位は掛かります。
6)バイオマス等から合成軽油が出来ると言う装置の見学は可能ですか??:
 見学も可能ですが、国内には 合成軽油装置の現状導入例もなく出来ません。海外(ドイツ。ポーランド、他)の見学は出来ますが有料となっています。何れにしても、一度ご相談下さい。
7)BDFの流動点降下剤、或いはセタン化向上剤等の添加剤購入のご紹介は可能ですか??:
 勿論、可能です。BDF関連の添加剤に限らず、ドライ精製用のイオン交換樹脂、及び遠心分離機、フィルター類等、BDF関連の資材・機器類のご用命は何時でも可能です。
8)最近バイオコールの話をよく聞きますが、何れも製法は同じですか??:
 バイオコールと呼んでいる製品の製法はいろいろです。バイオマスからバイオコール(炭、疑似炭)を製造する方法は熱分解法(Pyrolysis), 焙焼法(Torrefaction)、水熱炭化法、その他があります。多くは熱分解法、焙焼法ですが、これら製法の課題もあり最近の注目技術もあります。詳しくはお問い合わせ下さい。

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廃プラ・廃タイヤ油化・水素燃料製造

1)廃プラ・廃タイヤ熱分解油でディーゼル発電は出来ますか??:
 可能な場合もあれば、無理の場合もあると思います。分解装置を新設されるならディーゼル・エンジンに対応出来る様な 触媒熱分解装置が必要です。既存の装置なら熱分解油の分析値を精査する必要があります。 この分解油を使うディーゼル・エンジンですが、使用可能な粘度値幅の広い舶用中速型エンジン(MAN、他)がお薦めです。その他、詳細はお問い合わせ下さい。
2) 廃プラ・廃タイヤの処理法で油化(液化)とガス化、何方がお薦めですか??:
 廃プラ処理を完璧にクリーンな燃料に転換できる方法は(超高温)ガス化です。油化技術は比較的安価な装置で実現できますが、得られた分解油は、重油や軽油の様に燃料規格に100%合致する燃料油の製造は困難です。 但し、 INSER熱分解(油化)法なら、A重油相当のEU規格をパスしていますが、例外中の例外です。 ガス化なら、含まれる不純物(塩素、硫黄等)の処理設備付きのガス化装置なら、品質的にはバイオマス由来の合成ガスと同じ合成ガスが得られますので、その後の使い方は発電でも、水素製造でも、他用途でも自由です。但し、設備費はガス化の方が、通常の場合、油化に比べて高価です。
3) 廃プラとバイオマス(木質等)原料を混ぜて油化できますか????:
 勿論油化可能ですが、油の収率及び油の品質が変わります。従って、出来た油の用途によっては止めた方が良いかもしれません。仮にディーゼル燃料向けの用途なら、バイオマスの混合比を少なめにすることをお勧めします。
4) 電気分解で水素を製造し、再度発電すると、エネルギー効率が悪くありませんか????:
 電気分解で水素で製造し、再度発電すると、当然水素製造効率(A)と水素を使い再度発電する効率(B)と、再発電の発電効率は、それらのの掛け算の値 (AxB)が効率となります。A=90%(電気分解水素製造)、B=50%(燃料電池)としても、再発電の効率は45%、元の電気の45%が再発電力、残りのは55%ロスとなります。 従って、元の電力が余剰時のみ、この方式は成り立ち、水素は、余剰時(例、晴天時の太陽光発電、強風時の風力発電))は水素を貯蔵し、不足時(例、太陽光なら、曇り、雨天時、風力なら、無風時)に、水素エネルギーを使い再発電を行い、電力の平滑化を行います。 バッテリーと同様の機能となります。
5) 廃プラ、或いは(廃)バイオマス(木質等)原料を使って水素を製造できますか????:
 勿論何れの原材料でも可能です。但し、原材料により水素収率は変わります。加えて、水素の製造法によっても製造量は変わります。グリーン水素なら、バイオマス・ガス化法、或いはバイオマス改質法等があります。お薦めは改質法ですが、個々の諸条件により最適な手法と装置は変わり得ますので、具体的な手法は別とご相談ください。 単に、対原料重量当たり水素を最も多く得たいなら、廃プラ原料(PE/PP)がベストです。これら固体原料では、その他の固体原料(バイオコール、下水汚泥、メタン発酵残渣、石油残渣(Pet-Coke)等)、更に気体ガス(天然ガス、メタン・エタン・プロパンガス、メタン発酵ガス等)、及び液体油(廃食油、廃グリセリン、(廃プラ、廃タイヤ)熱分解油等)も使える模様です。

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バイオ原料

1)ジャイアント・ミスカンサスは、国内で栽培実績はありますか??:
 現状はジャイアント・ミスカンサスは国内では未だ栽培テストの段階で大量栽培・生産は今後です。 現在、中国地方、関東、及び北海道で栽培テストを実施中です。Blogs記事(関東)にもある様に、 元々アジア原産、日本発の観賞用植物としてEUへ輸出されたものが、その後エネルギー作物として欧州、米国・カナダ等に伝播し注目された経緯があります。 そこで3年程前より東欧から幼苗(組織培養無菌苗)を最初に輸入し、現在育成・確認観察中です。 但し、栽培そのものは無肥料で日本全国どこでも全く問題ありません。今までの観察(神奈川)結果では多少シンクイ・ムシの食害程度で、その他の病虫害は一切ありません。
2)ジャイアント・ミスカンサスの苗の入手法を教えて下さい。:
 ご連絡頂ければ、苗の生産会社から幼苗を輸入します。ご注文は最低でも3000〜5000株(+)以上でお願いします。 最終的に畑に植える場合、1000m2当たり2000株程度必要です。それ以下の場合は別途ご相談下さい。
3)ミスカンサスの栽培法のコンサルはして頂けますか??:
 栽培は簡単ですが、多少農業の知識は必要です。最初は幼苗の育苗を行い、その後畑に植栽します。 最初の1年間の管理は重要です。2年目以降は単に冬季に刈り取るだけです。年々株が大きくなります。 通常、用途はチップ化、或いは更にペレット化しガス化原料、或いはボイラー燃料(及び石炭ボイラーと混焼)・ストーブ燃料として使います。 また、牛馬など家畜用、ペット用敷藁剤としても優れた効果がある様です。欧米ではアルコール(エタノール)生産原料としても注目され利用されています。
4)海外でバイオマス・プランテーションを計画していますが、何の植物の栽培が良いのでしょうか??:
 相手は植物ですので、一概に何が良いかは言えません。また、油をとるのか、或いは固体のバイオマスかにもよります。 計画されている場所、土地面積、気候条件、地質、及び生産されたバイオマス材料を輸出するのか、現地消費か、 或いは1次加工後に輸出するか等です。何れにしても、最低10年単位の計画が必要です。 油なら大量生産のパーム油との競争に勝てるかの判断が、バイオマス材なら輸入チップ、ペレットに対して優位性が必要です。
5)東南アジアでバイオマス栽培は何が良いのでしょうか??:
 諸条件の確認が必要で、一概には言えませんが、収量予想から油採取ならポンガミア(Pongamia Pinnata)を、 バイオマスなら熱帯性超高収量の竹(イネ科植物)がお薦めです。 ポンガミアの収量はパームとほぼ同じですが、非食用油であり、固化温度もパームの様に高くありません(大豆油相当)。 バイオマス材では、木質系の他に、エネルギー用草類(例、Giant-King-Grass)も栽培も可能です。 尚、ジャイアント・ミスカンサスは温帯・亜熱帯地域用ですので、東南アジアでも内陸部なら問題なく栽培可能だと思います。
6)現在ポンガミアのプランテーションを計画中ですが、幼苗手配と栽培技術のコンサル等は可能ですか????:
 数年前よりBlog等でポンガミアを多分国内で最初に最有望なバイオ燃料用植物としてご紹介済みです。いろいろ海外ネットワーク、知見の蓄積もあります。従って、ご希望ならご支援は可能です。 通常入手困難な組織培養苗なら、1本当たり10$(及び郵送料+消費税、1万本単位)、優良選抜種子なら、1Kg(種子500ヶ程度)当たり2000$(及び郵送料+消費税、1kg単位)程度です。 本格的な栽培は組織培養が当然採算性からも有利です。
油の他に、絞り粕(飼料)及び豆サヤ(バイオマス燃料)と総合的に利用可能です。但し、通常有料コンサルティングとなります。

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その他、一般

1)バイオマス発電を計画していますが、御社の設備を購入すれば、ファイナンス付で可能でしょうか??:
 弊社はファイナンス会社ではありませんが、関連の別組織のご紹介は可能です。 尚、バイオオイル(SVO)発電なら、20MW以上の規模ならファイナンス、原料など全て含んだ完全な パッケージ商品も提携先商品としてあります。
例えば、パッケージ商品(36MWバイオ発電所)の概要です。
この場合、全必要資金の30%程度が自己資金(お知り合い、地域のスポンサー企業等)として確保できれば理想的です。 ノン・リコース(責任財産限定型)条件で残り70%の資金調達付です。 発電事業で万が一の場合も、出資金以外にご自身で負債責任(70%)を一切取る必要がありませんので極めて有利です。
3)バイオ発電所の採算性を評価頂けますか??:
 計画概要を予めご連絡頂ければ、概算は即できます。また、サンプルの計算例は本ホームページ、Blogにも掲載されていますので、ご自身でも概略なら可能だと思います。 尚、詳細な採算性はビジネス計画の実現可能性を含めたプロジェクトF.S.(Feasibility Study)が必要です。特に大規模の事業計画では不可欠です。F.S.業務は有料でお引き受けしています。
3)バイオ発電事業用地だけはあるのですが、何か発電事業に参加できませんが??:
 発電事業が可能な土地の場合、事業用地を賃貸させて頂きます。売買でも可能です。従って、遊休地の有効利用になります。 土地以外の資金は不要ですが、その代わり発電事業の経営権はありません。更に発電事業に何処かで参加ご希望なら、装置の運営・保守作業等の運営業務の部分委託可能です。 雇用確保になります。
4)バイオマス発電所を計画しているのですが、各種申請・確認も代行していただけますか??:
 本契約が前提ですが、当然させて頂きます。専門の企業と提携していますので問題ありません。 仮に過去のソーラー発電等の申請経験がれば、自己でも可能だと思います。その場合、弊社は必要な発電機データは提供いたします。 ターンキー発注(装置と工事込の一括)なら申請費込も可能です。
5)バイオ関連器機・器具を輸入購入していただけますか??:
 本業ではありませんが、バイオ関連限定サービスの一環で輸入代行させて頂く場合もあります。国産の半値以下だと思います。 先ずは購入商品を具体的にお問い合わせ下さい。但し、原則購入後の品質保証や保守は免責事項とさせて頂きます。

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